AIでアイデアを企画書にまとめる方法|プロンプト・記入例付き

「社内で勉強会を開きたい」「顧客向けのイベントを企画したい」。そんなアイデアを企画書にまとめるときは、AIを活用できます。

メモを渡し、足りない情報を補ってから、構成と本文を作ります。たたき台ができたら、説明に無理がないか、実施できそうかをAIに確認してもらいましょう。

この記事では、各ステップで使えるプロンプトと、架空の勉強会を題材にした入力例を紹介します。

目次

【プロンプト・記入例付き】AIでアイデアを企画書にまとめる流れ

AIで企画書を作るときは、次の流れで進めます。

  • 入力する: アイデアや目的、予算などの条件をAIに伝える。
  • 確認する: AIの質問に答え、整理された内容が意図と合っているか確認する。
  • 作成する: 構成案を確認してから、本文を書いてもらう。
  • 見直す: AIの指摘をもとに修正し、提出前に人が最終確認する。
AIで企画書を作るときの流れ

以下では、架空の「部署内の生成AI勉強会」を例に、情報整理と構成・本文の作成に使う2つのプロンプトを紹介します。レビューの方法は、その次の章で説明します。

参考:Googleのプロンプト設計ガイド、Anthropicのプロンプト設計ガイド

1.アイデアと条件を渡し、足りない情報を質問してもらう

まず、プロンプトの角括弧部分に、「何をしたいか」「なぜ必要か」「誰に判断してもらうか」などを入力します。わからない項目は「未定」としてください。

「アイデアのメモ」には、やりたいことを書きます。「目的」には、それによって実現したいことを書いてください。

たとえば、アイデアが「勉強会を開きたい」なら、目的は「参加者が自分の業務で試す用途を一つ決められるようにする」と書きます。目的を伝えることで、AIが勉強会で扱う内容を提案しやすくなります。

入力したプロンプトをAIに送ると、内容が整理され、足りない情報について質問されます。

企画情報整理プロンプト

以下は「部署内の生成AI勉強会」を企画する時の「入力情報」例です。

  • アイデアのメモ:部署内で生成AI勉強会を開きたい。
    操作説明に加え、自分の仕事で試せる用途を考える時間を設けたい。
  • 背景・課題:担当者ごとの利用状況は未調査。
  • 目的:参加者が、自分の業務で試す用途を一つ決められるようにする。
  • 対象者:部署内の担当者。参加人数は未定。
  • 提出先:部門長。
  • 求める判断:勉強会の試行実施と、業務時間内の参加を承認してほしい。
  • 制約条件:社内会議室で実施。外部講師への依頼は想定しない。
    社内で利用を認められた生成AIを使う。
  • 指定書式・分量:A4一枚程度。詳細は別紙に分ける。
  • 参考資料:なし。
  • 未定事項:日程、予算、講師役、参加人数、演習内容、実施後の確認方法。

AIから質問が届いたら、同じチャットに回答を入力して送ります。答えがわからない項目は「未定」と伝えてください。

回答後、AIが整理した条件を確認します。

たとえば「利用状況は未調査」と「利用が進んでいない」では意味が異なるため、AIが意図を取り違えていないか、必ず確認しましょう。

なお、未定事項が残っていても次の構成案の作成に進めます。

2.構成を確認してから、企画書の本文を作ってもらう

本文を書く前に構成案を作成します。

構成案作成プロンプト

AIが作った構成案を読み、「何を許可してもらいたいか」「何を実施するか」「費用はいくらか」を書く項目があるか確認します。

勉強会の例では、「試しに開催すること」と「業務時間内に参加すること」を部門長に許可してもらいます。

構成に問題がなければ、同じチャットで「この構成で本文を作成してください」と送ります。変更したい場合は、修正内容を入力します。

本文ができたら、未定事項を確認し、まだ決められないことは、誰に何を確認するかを書き添えましょう。

企画書の質を上げるAIレビュープロンプト

たたき台ができたら、下記のレビュープロンプトを実行します。

課題と施策のつながり、承認に必要な情報、実現性、文章の読みやすさを確認しましょう。

レビュープロンプト

計画した内容で課題を解決できるか確認する

レビュー結果の指摘一覧から、問題点を確認します。

計画した内容で課題を解決できそうか、期待する効果を説明できるかをチェックします。

たとえば勉強会の例では、参加者が「自分の業務で試す用途を一つ決める」ことを目指しています。機能の紹介だけでなく、参加者が自分の仕事での使い方を考える時間が設けられているか、企画書を確認しましょう。

計画した内容で課題を解決できそうか、期待する効果を説明できるかをチェック

決裁者が疑問に思いそうな点を確認する

決裁者が判断できるよう、必要な情報がそろっているか確認します。

勉強会の例では、「なぜ今行うのか」「既存の研修で対応できないか」「誰が準備するか」「費用はかかるのか」などに答えられるように準備が必要です。

AIで作った企画書を提出する前の確認ポイント

提出前に、数値や出典に誤りがないか、関係者の了承を得ているか、何を承認してほしいかが伝わるかを確認します。

数値や出典に誤りがないか

  • 数値や引用データが原資料と照合されているか(調査時期・対象・単位・税込/税抜など)。
  • 記載した出典(根拠資料)が、企画書の主張を正しく裏付けているか。
  • 仮定に基づく試算がある場合、計算条件が明確に添えられているか。

関係者の了承と作業時間を確保できているか

  • 必要な費用、会場の確保、担当者の作業時間確保について関係者の了承を得ているか。
  • 計画を変更した場合、変更後の内容で関係者に再度了承をとっているか。
  • 現時点で未確定の事項がある場合、「調整中」「承認後に確定」等の明記があるか。

承認してほしいことと未定事項が伝わるか

  • 企画書全体を通して「承認してほしいこと」が一貫して記載されているか。(例:勉強会企画の場合「部署内での試行」と「業務時間内の参加」の承認)
  • 未定事項(日程等)について、「誰がいつまでに調整・決定するか」が添えられているか。
  • 承認判断に関わる重要な未定事項について、事前確認を済ませているか、あるいは「何が確認できれば実施できるか」という条件が明記されているか。

まとめ|AIでたたき台を作り、レビューと修正で企画書を磨こう

AIで企画書を作るときは、メモと条件を渡し、不足情報を補ってから構成・本文を作成します。

レビュー後は指摘された内容を修正し、数値や関係者の合意を確認しましょう。

まずは最初のプロンプトに、手元のアイデアを箇条書きで入力してみてください。

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