稟議書をAIで作成する方法|費用・効果・リスクを整理するプロンプト

手元のメモをもとに、AIで稟議書を作る方法を解説します。

この記事では、不足情報の確認、下書き、レビューの3ステップを、コピーして使えるプロンプトとともに紹介します。

目次

AIに入力する前に確認すること

まず、社内で利用が認められたAIか、どの情報を入力してよいかを確認しましょう。

顧客情報や取引先名など、入力が制限される情報をさけて、許可された範囲の情報だけを使います。

次に、稟議書の材料となる「何をしたいか」「いくらかかるか」「なぜ必要か」をまとめます。

分からない点は「未確認」のままにしておきます。

項目メモにまとめる内容
申請内容何を導入・購入するか、対象部署、人数・数量
目的と背景今の課題と、改善したいこと
費用初期費用、月額・年額、契約期間、税込・税抜、追加費用
期待する効果現状、目標、効果の確かめ方
スケジュールと担当誰が、いつ、何をするか
リスクと対策想定される問題と、その対応
代替案と選定理由他の方法と比較して、この案を選ぶ理由

メモから稟議書を作る3ステップ

手元のメモから、不足情報の確認、下書き、レビューの順に進めます。

メモから稟議書を作る3ステップ:不足情報の確認、下書き、レビューの順に進める

各プロンプトの「入力欄」を自分の案件に置き換え、プロンプト全体をAIへ送ってください。分からない項目は「未確認」と記入しましょう。

ステップ1:不足情報をAIに質問させる

まずはプロンプト①で、メモに足りない情報をAIに挙げてもらいます。

①プロンプト:不足情報を確認する

AIからの質問には、見積書や作業記録を確認して、分かった内容を元のメモに追記してください。

未確認の点は、確認先と期限も残しておくと、次の作業が分かりやすくなります。

ステップ2:費用・効果・リスクを整理して下書きを作る

確認結果を反映したメモを使い、下書きを作ります。

費用は、初期費用と契約期間中の利用料に、必要な追加費用を含めて整理します。

②プロンプト:下書きを作る

下書きができたら、特に次の3点を確認しましょう。

確認する点書き方のポイント
導入理由今の課題、改善したいこと、他案との比較から選んだ理由をつなぐ
効果現状と目標を分け、いつ・誰が・どう測るかを書く。目標と測定結果の期間・単位もそろえる
リスク起こり得る問題、影響、対策、担当を書く。未決定の対策は「要確認」とする

削減時間を金額に換算する場合は、時間あたりの金額と計算式を確認します。作業時間が減ることと、残業代や外注費などの支出が減ることは区別しましょう。

削減時間を金額に換算する場合は、時間あたりの金額と計算式を確認

ステップ3:決裁者目線でレビューし、必要な箇所を修正する

下書きと根拠となるメモをAIに渡し、説明が足りない点や食い違いを確認します。

プロンプト③:決裁者目線でレビューする

指摘された内容を確認し、下書きに反映します。

AIに修正を頼む場合は、同じチャットで「○○の項目だけ、以下の確認結果を使って修正してください」と伝えます。

提出前に確認する6項目

最後は申請者が、最新の資料と照らし合わせて内容を確認します。

金額や選定理由など、承認に必要な「要確認」は提出前に解消しましょう。

確認項目見るポイント
金額・契約条件内訳、合計額、税込・税抜、契約期間、追加費用、更新・解約条件
効果根拠、実績と目標の区別、測定方法、評価する時期と担当
選定理由他案と同じ条件で比較し、この案を選ぶ理由を説明できているか
事実との一致メモや資料にない実績・合意・承認済みの記述がないか
社内手続き・リスク指定様式、承認経路、必要な審査、対策、担当、日程
情報の取り扱いAIへの入力や、生成文の保存・共有が社内ルールに沿っているか

Langsmith Cowriterで進める場合

Langsmith Cowriterでは、本文を見ながら指摘を確認し、修正を進められます。

Editor画面に申請内容や費用などの材料を書き、コピーしてプロンプト①の下に追加しチャットへ送ります。

質問への確認が済んだら、プロンプト②と修正内容をメモに保存して、下書きを作ります。チャットから下書きを作れますが、AIワークフローの下書きを使うと不足している情報を補いながら作成できます。

AIワークフローの下書きを使うと不足している情報を補いながら作成できる

下書きをEditorに反映したら、プロンプト③をチャットに送り、レビューを依頼します。

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稟議書のAI作成でよくある質問

箇条書きのメモだけでも稟議書を作れる?

作れます。申請内容や費用を箇条書きにし、プロンプト①で足りない情報を確認してから下書きに進みましょう。

効果を数値で示せない場合は?

何を改善したいか、導入後にどう確かめるかを書きます。

たとえば「対応履歴を探しやすくする」なら、検索にかかる時間や確認漏れを記録する方法が考えられます。未測定の数値を実績として書かないことが大切です。

社内のテンプレートを使うには?

AIへの入力が認められている場合は、プロンプト②の「社内の指定様式・ルール」欄に項目名と順番を入れます。

テンプレート全体を渡せない場合も、入力が許可された項目名や書式条件は指定できます。

まとめ|手元のメモから始めましょう

AIで稟議書を作るときは、不足情報の確認、下書き、レビューの順に進めます。

まずは手元のメモをプロンプト①に入れ、何を確認すればよいか整理しましょう。

指摘や初回に足りなかった条件をプロンプトに追加すると、次回からの修正を減らせます。

手書きのメモから文章を作成する時に下記の記事が参考になります。

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